軽井沢の 四季折々の美しい景色を あなたへ

軽井沢の四季彩写真館

「軽井沢 花の森 花の道」(B6単行本) 好評販売中!

購入方法:以下から選んで下さい。

その1. 問い合わせページから連絡下さい。

その2. 軽井沢町内の売り場
軽井沢発地市庭(入口右手奥の一番上の棚)軽井沢書店、 タリアセンにて発売しています。売り場が不明な場合は店員にお尋ね下さい。軽井沢近隣の方に便利です。

その3. メルカリ

匿名で入手したい方はメルカリでも購入OKです。軽井沢花の森花の道 朝比奈颯季で検索すると出てきます。出品者名はsoshitearuiteyukuです。(メルカリ便は全6冊セットのみで、送料込みの価格です)

軽井沢について

 軽井沢は長野県の東信地区に位置し標高900~1000mの自然豊かな高原避暑地です。日本一の別荘地としてもしられ夏になると多くの観光客や別荘族で賑わいます。浅間山麓にある軽井沢では、四季折々の高原性の植物が多く見られます。軽井沢では珍しい草花を見ることもでき、1,000種類を超える植生がみられ山麓一帯は鳥獣保護区にも指定されていて日本の三大野鳥生息地としても知られています。当Webサイトでは四季折々の軽井沢の写真を俳句やエッセイを交えて紹介しています。

★春の花/ Spring flower   ~春は妖精

 軽井沢の森にスプリングエフェメラルが咲きはじめ妖精たちが微笑みます。春分の頃(3月下旬)、浅間山はまだ多くの残雪で覆われていますが野山に黄色い花が咲き始めます。マンサク、アブラチャンやダンコウバイです。その頃になると森からウグイスの声が聞こえ始めます。

 穀雨の頃(4月中旬)を過ぎるとコブシの花が咲き始めます。コブシは軽井沢の町花で野山にたくさんの白い花が咲き乱れます。コブシに続いて山桜が競うように咲きはじめます。白と紅の花の競演を見ると思わず春の喜びに浮かれてしまいます。
 ゴールデンウィークにはカラマツの芽吹きが始まりモノクロの森が一気に華やぎ始めます。立夏の頃(5月上旬)からは花のリレーをするように山吹、ウグイスカグラ、山ツツジ、藤が野山を彩ります。森の下にはスミレやケマン、ボケの花、エンゴサク、筆リンドウなどの多くの花が競うように咲き誇ります。春の花は可憐で、その表情からは何処となく儚さを感じます。

★夏の花/ Summer flower  ~夏は繚乱

 新緑の萌えいずる森。野草も樹木も、美しさを競うように花を咲かせます。藤の花が散り、ニセアカシアの花が咲きはじめると夏到来です。この季節は不思議と白い花が多くなります。ニセアカシアを筆頭にミズキ、山アジサイ、ウツギ、ヤブ手毬、大亀の木、山法師と行った白い花が、山や里に咲きます。野や山には、数え切れない程の草花が咲き競います。夏の花は力強く、人間が気おされる程のバイタリティーを感じます。

 ガガイモヤイトバナなどのつる性の植物が他の植物に絡みつき、草やぶで花を咲かせ始めるのも夏です。強い日差しを浴びて、ぐんぐん勢力を伸ばし激しい生存競争の中で争って花を咲かせます。

★秋の花/ Autumn flower ~秋は風雅

 夜露に濡れた森では紅葉が始まり野草は控えめながらも凛とした花を咲かせます。山百合が散り、森沿いの木陰にミズヒキやヒヨドリ花が咲き始めます草むらには、現の証拠や露草が咲き生垣のイチイの木には赤い実が鈴なりになり時々、蜂が蜜を吸いにやってきます。

 沢沿いにピンクや黄色のツリフネソウが咲く頃になると、朝夕の涼しさが肌寒く感じ始めます。そして、夜になるとコオロギやカンタンの演奏が響きます。軽井沢には蕎麦畑がたくさんあります。9月に入ると、白い花が咲き、たくさんの蝶が蜜を求めてやってきます。野菊や胡麻菜の花が咲き始めると、浅間山の上の方からカラマツの黄葉が始まり、11月になるとカラマツの黄葉で黄金色に包まれます。

★冬の風景/ Winter scenery ~冬は澄静

 厳寒の風に軽井沢の森も空も澄み渡ります。軽井沢の森に霧氷の花が咲きます。

 軽井沢の冬は寒くて厳しいです。1月の最低気温の平均は約-9℃で、なんと札幌の約-8℃よりも低いのです。最低気温が-20℃を下回ることも珍しくありません。
 時として厳しい朝の冷え込みが”霧氷”という美しい風景を作ったり、極寒の地でしか見ることの出来ない、”ダイヤモンドダスト”や”サン・ピラー”という美しい自然現象をもたらしてくれることがあります。それは実際に見た者でなければ形容できない美しさです。
 寒さの割りに積雪量は冬期を通じて30cm以下と、それ程、多くありません。世界的な気象変化ですが20年以上前はもっと雪が多かったそうです。そのため軽井沢のプリンススキー場は人工造雪機がなければ雪不足で営業できない状態です。2009年は観測史上最も冬の平均気温が高くなりました。雪が少なくなったとは言え、軽井沢のある信州は北海道とならぶ日本2大スキーリゾート地です。ここ最近はオーストラリアなどの海外からのスキー客も多く世界的にもスキーリゾート地としての人気があがっています。

★信州の昆虫/ Insect   ~花友乱舞

 軽井沢の四季折々の花々や木々に、たくさんの昆虫たちが訪れます。

 草花の撮影をしていると花の蜜を吸いに来たり葉を食べに来ている昆虫とよく出くわします。自然界において昆虫と植物はパートナーでありライバルです。昆虫なくして植物は存在せず、その逆もしかりです。植物なくして人間は生きていけません。つまり昆虫なくして人間は存在できないともいえます。このホームページでは軽井沢や信州で出会った昆虫たちを紹介しています。

★きのこ/ Mushroom   ~神森菌恵

 浅間山の女神、磐長姫が守る軽井沢の森には自然の恵みであるキノコがたくさん生えます。

 軽井沢は浅間山麓に広がる森に抱かれています。別荘地にも多くの木々が残されているため、秋になるとたくさんのキノコに出会うことが出来ます。キノコには数え切れないほどの種類があり危険な毒キノコもたくさんあるので注意が必要です。このホームページでは軽井沢や信州で見かけたキノコを紹介しています。

★浅間百景/ Mt.Asama   ~滾熔冠煙

 軽井沢の自然を司る浅間山は荒ぶる火の山。四季折々の浅間山の景色を浅間百景としてまとめました。

 浅間山は軽井沢を象徴する山で軽井沢の自然を司る山と言っても過言ではありません。標高2,568mの活火山で今も噴煙を上げています。2004年9月~12月にかけて中規模の噴火がありました。「あさま」という言葉自体が”火山”を表す古代の言葉と言われています。昔話では浅間山の神(いわなが姫)は富士山の神(木の花咲耶姫)の姉に当たり日本における火山の大女将的な存在です。五合目付近から上は火山活動の影響で植生がなく赤茶けた山肌を晒しています。その山容は美しくもあり不気味でもあります。有史に残る火山活動としては1108年の天仁の大噴火と1783年の天命の大噴火で火砕流と溶岩流が発生し麓の村落に甚大な被害を与えました。

 浅間山は深田久弥の「日本百名山の一つ。以下は、浅間山について述べた深田久弥の文章の引用です。「東京へ遊学以来、休暇毎に私は何十回この山の裾を通ったことだろう。それはいつも厖大な容積(マス)で独占的な形で曝け出しの肌でそして頂にはいつも薄い煙を吐いていた。汽車の窓からこんな眼近く高く大きく秘密なげに仰がれる山は他に例がない。~中略~ 戦前、私は追分で一夏を過ごしたことがあった。脇本陣の油屋に泊まっていた堀辰雄君の世話でその隣の昔お女郎屋であったという古い家の二階を私は借りた。机を据えた前二階の低い窓から三角に尖った浅間の剣ヶ峰が良く見えた。その一夏で私は浅間山の周辺はほとんど余す所なく歩いた。小浅間山にも石尊山にも登ってみた。ゆったりとした傾斜を持った大きな裾野の中へ、幾度もさまよいこんだ。落葉松の林の中に続く旧草津街道をめぐってみたこともあった。そしてそれらのワンダリングの決定的なバックをなすものは常に浅間山であった。
 当Webサイトでは軽井沢周辺から撮影した浅間山の写真を浅間百景として紹介します。

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